獣医師会とは / 産業動物部会の活動

新潟県獣医師会には、小動物臨床部会・公衆衛生部会・産業動物部会が設置され、会員はいずれかの部会に所属して活動しています。
産業動物部会の主な活動について以下に記載します。

産業動物部会

 人類のこれまでの進化と繁栄にとって、自らの食料を生産する活動=農業の開始こそが、最も大きな躍進(産業革命)であったとされています。
 しかもその農業とは、数十億年に渡り激変してきた厳しい地球環境の中で、今なお変化を続ける極めて複雑な生態系に対し、僅か1万年ほど人類の英知と科学技術を持って行われている、言わば「壮大な挑戦」とも言える活動です。そしてまた農業は、人類にとって当に「生存の戦い」でしたが、それは今後も全く同じです。

 私たち産業動物獣医師はその農業の中でも、人類にとってのアミノ酸バランスの優れた蛋白質を、最も効率的に生産し得る「畜産業」への、技術サービスと管理・運営サポートを通じ、「農業及び人類の持続的繁栄と、生態系との調和ある共存を図ることを究極の目標」としています。そして、「共に理想の畜産業を目指す重要な一員として、地域の生産者に最も寄り添える、現場の科学技術者(集団)でありたい」と、常に願っております。

 しかし現在の畜産業は、多くの課題と矛盾を抱えていることは明白な事実です。
 世界的食糧難が深刻化しつつある中での肉生産方式の改善。流通の力関係によって決められた畜産価格の中で、集約的大量生産を余儀なくされた生産構造矛盾と、疾病との闘い。輸入飼料による窒素集積とその土地リサイクルの弊害(汚水・悪臭・害虫も)。安全安心の畜産物生産システムへの構築と、アニマルウェルフェア(動物の生態と要求に即した真に快適な飼養管理方式の整備)への課題。地域市民との相互理解と支持を得られる現場の取り組みの創作と、情報発信力のアップなど・・・。
 では、これらに解決の糸口はあるのでしょうか、畜産業に未来はあるのでしょうか?
勿論、私たちの答えは、常に「Yes, We Can !」です。なぜなら、これは私たちが社会へ貢献できる重要な道であり、果たすべき責務であると考えるからです。

 私たちは『獣医師の誓い-95年宣言』に基づき、更なる人類の福祉と公衆衛生、農業の持続的発展と生態系との調和を図るため、他分野の獣医師はもとより、多く人々との協同の中で、努力を続けていく所存です。
 そして、私たちの主な業務は、次の通りです。
○ 健全な畜産業の維持に貢献すべく、産業動物(牛・豚・山羊・羊・鳥・馬など)の健康診断・疾病診断・原因調査・治療・それらの予防支援を実施していく。

○ 栄養価が高く、健康的で安全な畜産物生産に貢献すべく、生産者との協同作業によって、その農場システム構築(農場HACCP等)のレベルアップを目指す。

○ 動物の科学に基づいた快適環境での生産管理を目指し、未利用資源の活用や環境循環の法則に則った、真に資源効率的な、持続的な生産システム構築を進めていく。

○ 健全で持続可能な畜産経営の為、地域市民との理解促進を進め、畜産公害問題の解決支援と、後継者集団支援、流通構造問題など、正しい現場情報発信の一翼を担う。

【産業動物部会 広報公開資料・Information】


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